歯磨きの仕方

今日夜のTV番組の内容で、ほとんどの日本人の歯磨きの認識がまちがっているとの放映がありました。
 その内容は歯ブラシのタイミングでした。
TVでのある歯科医師によると、毎食後の歯磨きは必要なく朝起きたときと、寝る前でいい。 歯ブラシではなく爪楊枝のようなもので食後は十分、うがいは水でさらに吐き出すと唾液がもったいないので、吐き出さず飲み込むとのことでした。
 僕の考えは全く違います。
 朝起きてすぐは確かに一番口の中にバイキンが多いです。 朝食を召し上がらない方にはすぐの歯磨きが良いと思います。 けれども朝食を召し上がる方は朝食後磨いて頂きたいと思います。つまりは、毎食後の歯磨きをお勧めします。 理由は、食後5分から歯が溶けてしまう酸性になっていってしまいます。 これにはツバ(唾液)が中性にしようと働きかけますが、限界があるからです。
 またTVでは歯磨き後の磨き残しは歯と歯の間(歯間)よりも舌に多いとのことでしたが、舌に汚れがあるからといって虫歯や歯周病に関係する菌とはかぎらないからです。 もちろん舌の汚れは口臭には多いに関係します。 歯間の汚れはフロスと呼ばれる糸ヨウジを使って下さい。 毎回は難しいと思いますが、2,3日に1回は使って頂きたいと思います。 虫歯予防としては毎日とは思いますが、歯周病の予防に関しては3日汚れが歯肉付近にあると歯肉が腫れて歯周病が進行するという論文があるからです。
 最後にウガイをした後の水はバイキンだらけです。 飲んで体に入れるのはやめましょう。 よくゆすいで吐き出して下さい。

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