虫歯菌 脳出血 リスク高まる!

口の中で虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の一種が脳出血のリスクを約4倍に高めることを大阪大や浜松医科大、横浜市立大などのチームが突き止め、27日付の英科学誌ネイチャーコミュニケーションズ電子版に掲載された。 
 脳出血の新たな危険因子となる可能性の研究が発表されました。

 ミュータンス菌とは、虫歯菌の主な菌で、日本人のほとんどが持っています。 研究発表ではミュータンス菌のうち「コラーゲン結合タンパク質」を持っている特定の菌に着目。このタイプの菌は日本人の約8%が持ち、脳出血の患者では約30%が保菌していたとのこと。
 つまり発症リスクは約4倍になる計算。 この菌を持っていることで脳出血が起こるわけではなく、リスクが高まるということになります。 また、他にも、糖尿病の進行や、高血圧、早産、低体重児出産などに関わることも知られております。 実は、お口の中のケア、予防は全身の健康へかなり関係があるのです。 今は、歯科は治療だけをするところではなく、予防をするのに大変重要な役割となっていると思います。
 虫歯菌や歯周病菌は口移しなどで母子感染もします。 産後のお子さまへのお口のケアも気を使いたいですね。

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